「卵は一つのカゴに盛るな」投資のいろは~あなたにマッチする投資方法を見極めよ!ショショートコラム編~
不動産百科 編集部 · 1368見る · 2022-01-19 15:08
皆さんこんにちは!HouseFan編集部です。今日も不動産投資で楽しんでいますか? 本日ご紹介するコラムは、貴方にあった投資方法を見極めようという名目で、分散型と長期型の投資方法、資産運用のリスクに触れながら、ご紹介していこうと思います。

① そもそも資産運用のリスクって?まず最初に、資産運用におけるリスクをここでしっかりご説明させていただきます。これらを把握せずに分散型と長期型をご説明するのは難しいです。まさに、背水の陣の覚悟で資産運用することになります。それでは行きましょう!

リスク小:リスクの少ないものは、大きなマイナスのリターンになる可能性は低い一方、期待できるリターンも低くなる。 簡単に説明すると、マイナスになる分が少ない、しかしながら、プラスで得られる分も少ない。期待利益の振れ幅が狭いということです。

リスク大:リスクの多きいものは、高いリターンが期待できる一方、大きなマイナスのリターンになる可能性がある。 リスク小とは対象に高いリターンが魅力的ですが、大きなリターンになる可能性もあるということです。 どの分野においても同じですが、投資・資産運用においてもリスクは表裏一体ということですね。

② 分散型投資とは分散型投資とは、複数のものに資産を投資することです。 ここでは、分散型投資のメリットと、逆に一つだけのものに投資するとどんなデメリットがあるのか紹介していきます! 投資の世界では、「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。これは、1種類の投資商品に資産を集中させてしまうと、値上がりしたときには大きな利益を得ることができますが、反対に値下がりしたときのリスクが大きくなってしまうため、運用リスクをできるだけ分散させるために多種類に資産を分散して投資すべきだというものです。 前提として、投資にはリスクが付き物です。複数の商品に資産を分散させることで、資産運用に伴うリスクを低減させることができます。性質の異なる商品に投資をすることで、一方の価格が下がってしまった時、もう一方でその損失をカバーできるのです。

(1) 資産を分散させる3つの方法 ・地域分散 ・商品分散 ・時間分散

1つ目は、地域分散とは、複数の国や地域、通貨に分散して資産を投資することです。一つの国や地域のみに集中して投資を行っていた場合、災害や紛争、景気悪化などによって金融市場が変動すると、大きな損失を受けてしまう恐れがあります。

不動産投資で言うならば、日本のみならず、様々な地域に分散して投資を行うことですね!

2つ目は、商品分散です。商品分散とは、種類の異なる商品を複数組み合わせて投資することです。異なる値動きをする商品を組み合わせて、価格変動を小さくすることが、商品分散の目的となります。

商品分散ならば、物件種別を変えてみるなどですね!ポイントとしては、逆、または、異なった値動きをするものが良いかもしれません。たとえば、比較的値崩れしない都心部の区分マンションと地方の一棟アパートなどのインカムゲインなどかもしれませんね。

3つ目は時間分散です。時間分散とは、商品を複数回に分けて購入、売却をすることです。持っている資金を一度に使い購入するのではなく、時期を分けて少しずつ購入していくことで、価格変動リスクを平均化することができます。

不動産投資の場合の時間分散型では、ある程度投資対象としている土地や経済・国内情勢などを知っておくとなお有利です。どのタイミングで投資をするかがカギとなるようです!

また、余談ですが分散投資を円滑に、効率的に進めるにはポートフォリオの作成おすすめします! ※ポートフォリオとは、どのものを組み合わせて投資を行うかなど、いわば設計書、のようなものです。これを細部まで作成することで、様々なリスクを軽減できます。 ポイントとしては、①投資対象をばらけさせる。できるだけ均等に分けるのが理想です。****③ 自分の年齢に合わせた計画を立てることです。投資期間が長期的かつ積極的な投資が行えます。長い目で見ればリカバリーが可能だからです

③ 長期型投資とは長期型投資とは長期的に一つのものに投資し続けることです。投資の初期では利益が出なくても、長期的に見て収益を平均化すれば安定した利益を生むという仕組みです。複利効果や資産分散の効果により、収益の安定性が生まれます。

長期投資のメリット・デメリット****(1) 長期投資のメリット****・複利効果を高めやすい ・リスクコントロールがしやすい ・頻繁な値動きに左右されない

複利効果を高めやすい複利とは、利息の計算方法のひとつです。一定額の元本から利息を生む単利に対して、複利では一定期間ごとに利息を元本に加えて元本を再計算します。元本の金額が大きくなるにともない利息も増えるのが複利効果です。

リスクコントロールがしやすい長期投資では、短期投資よりリスクコントロールがしやすいこともメリットです。大きな損失を被ることがないように、資産を分散できます。ここにおいては、分散型と共通し、組み合わせればなお良いということです。

頻繁な値動きに左右されない頻繁な値動きが比較的少ないため、短期投資や分散型と違い、変動し続ける値動きを常に注視して対応していくことの必要が無いため、精神的に楽に投資ができます。

(2) 長期投資デメリット ・すぐには利益を得られない ・投資期間が長いと将来の予測がより難しい ・運用コストが大きい ・失敗するとお金や時間のロスが大きい

すぐには利益を得られない長期的な視点での利益を求める長期投資では、短期的には大きな利益が得られません。株で長期投資をする場合には、投資先の会社が成長することを想定します。数週間での成長は望めないため、利益を生むのは数年後です。 不動産投資では、主に家賃収入が利益を生みます。物件の購入時には不動産投資ローンを組み、これを購入費用にあてることが一般的です。ローンの返済は家賃収入でまかないます。不動産投資で大きな利益が生まれるのは、投資金額を家賃収入で回収できた後です。利益を得られるようになるまでには、長い時間がかかります。

投資期間が長いと将来の予測がより難しいリターンを得るまでの投資期間が長いということは、将来の予測を立てて投資をするということです。1年先の動向であれば、予測もつきやすいでしょう。しかし、5年後や10年後といった未来の予測は困難です。 投資先の会社や物件の収益性が落ち込むこともあれば、最悪の場合には倒産したり入居者がいなかったりという状況もあり得ます。 短期投資とは根本的に考え方が異なるため、長期的な運用が前提であることをしっかりと認識しておくことが重要です。

運用コストが大きい不動産投資にでは、比較的初期投資に資金がかかります。例えば都心の一棟マンションなどは初心者にはとくに不向きであると考えられます。また、運用期間が長くなるほど、運用コストはかさみます。運用コストも加味したうえで、利益が出る商品を選ぶことが必要です。値上がり益はあっても、収支で見ればマイナスになることもあるので気をつけましょう。

失敗するとお金や時間のロスが大きい長期投資では、5年や10年といった単位で長期的に金融資産を運用します。この期間の後に、投資が成功であったか失敗であったかという結果がでることも注意点です。 10年間にわたって金融資産を運用した結果、失敗してしまったなら10年間の時間とお金をロスします。この期間にほかの金融資産に投資しておけばよかった、という後悔を生まない予測が必要です。

④ まとめいかがでしたかでしょうか?皆さんの投資形態にマッチした方法が見つかるといいですね! 何事も情報弱者ではなしえません。不動産投資も同じだと言えます。まずは、石橋を叩いて渡れ、このような気持ちで不動産投資も良い物件に出会えた時に備えて、まず準備してみてはいかがでしょうか? 本日もご拝読いただきありがとうございました。 HouseFan編集部

次回予告!? 次回、「今更聞けない」貯蓄・貯金・預金の決定的違い?!~金融ショートコラム編~

参考文献:https://www.musashi-corporation.com/wealthhack/diversified-investment#1https://www.tr.mufg.jp/life-shisan/method/risk01.htmlhttps://www.tohshin.co.jp/blog/article0031.html

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